冬本番のこれからの時期は、新型コロナウィルス感染者が拡大する中、同時にインフルエンザも流行してきます。
新型コロナ第8波とも言われているなか、インフルエンザと新型コロナの同時流行が起こると、一体どうなるのか心配ですね。
この記事では、インフルエンザと新型コロナの同時流行が起こった場合について、最悪にならないために、私たちが今から出来る備えや、危険性についてご紹介します。
インフルエンザと新型コロナ!フルロナって?
インフルエンザと新型コロナに同時感染した状態を「フルロナ」といいます。
まだなじみのない言葉で「新型コロナの変異株?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、
フルロナは、インフルエンザと新型コロナ同時に感染した状態のことで、現在流行している種類のものです。
2つのウィルスに感染する「フルロナ」になることは、かなり危険性の高い状態と考えていいでしょう。
フルロナの重症化リスクは?
イギリスでまとめられた研究結果によると、
フルロナ患者は、新型コロナやインフルエンザなど、単体で感染した患者に比べて、重症化と死亡のリスクが高いという結果が出ています。
これまで日本では、インフルエンザの流行が収まっていたこともあり、インフルエンザへの抵抗力が下がっていることもあり、
今年の冬は、日本でもインフルエンザと新型コロナの、同時流行が起こるのではないかといわれているので注意が必要です。
もしフルロナに感染したら?
いくら予防したり対策をしていても、残念ながら発症してしまうことがあるそうです。
もしも、発熱や喉の痛み、身体がだるいなど症状が現れた場合は、各地域の自治体のHPの各相談窓口で問い合わせしてみましょう。
厚生労働省ホームページ(各都道府県別)コチラ
- 新型コロナウィルスに関する都道府県の相談窓口
- 健康フォローアップセンターの連絡先
重症化リスクが低い人
重症化のリスクが低い人が発熱した場合は、自分で新型コロナの検査をして、陽性なら健康フォローアップセンターに登録し、自宅療養という流れになっています。
重症化リスクの高い65歳以上の人 ・基礎疾患のある人
今までどおり、発熱外来の受診を進めています。
フルロナにならないための備え
ただでさえ新型コロナが流行しているのに、インフルエンザも同時に流行するとなると、医療機関はひっ迫状態になります。
医療機関で受診したいと思っても、感染後の患者は受け付けてくれません。
そのためにも、今から自身でフルロナにならない予防の対策をしましょう。
ワクチン接種
ワクチン接種は、感染症の予防対策として大きな効果が得られます。
すでに日本政府では、インフルエンザと新型コロナのワクチンの同時接種を進めていく方針です。
「同時接種しても体に問題ないのか?」と心配される方もいるかと思いますが、安全性も立証されている上に、ワクチン効果も期待できるようです。
ですが、ワクチン接種をしたからといって、インフルエンザにかからないというわけではありません。
ワクチンはあくまでも一時的に重症化リスクを抑えることが目的ということを理解しておきましょう。
備蓄を準備しておく
インフルエンザと新型コロナの同時流行が起きると、今まで以上に医療機関のひっ迫が予想されています。
そうなると、自宅療養になるのもまぬがれません。もしも体調不良になった時のために、食料品や解熱剤などの備蓄をしておくことが大切です。
以下の備蓄を1週間分あると安心ですよ。
【食料品】
- 水分補給ができるもの(スポーツ飲料、経口補水液、ゼリー飲料など)
- 体調がすぐれない時でも食べやすいもの(レトルトのおかゆ、パックごはん、うどんなど)
- 調理せずに簡単に食べられるもの(レトルト食品、缶詰、即席スープ、インスタント味噌汁、冷凍食品
【日用品】
- 体温計、手指消毒液(アルコールなど)、マスク、洗剤、ごみ袋、衛生用品、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、紙おむつ、粉ミルク
かかりつけの医療機関を確認しておく
新型コロナウィルス感染拡大中は、発熱外来などの病院にかかりずらくなってしまいます。
陽性になったことを想定して、外来受診・療養ができるかかりつけの医療機関の場所を事前に確認しておきましょう。
インフルエンザと新型コロナ同時流行【まとめ】
今回は、インフルエンザと新型コロナの同時流行についてご紹介しました。
お住いの地域ごとに電話相談窓口があるので、「発熱したけれど、受診しようか迷っている」「どこに行けばいいのかわからない」という方は、
厚生労働省ホームページ(各都道府県別)の「新型コロナウィルス感染症に関する相談窓口」で相談しましょう。
最後まで、ご覧いただきましてありがとうございます!