先日、突然携帯からJアラートのサイレンの爆音が鳴って、驚いた人もいるのではないでしょうか?
やはり、あの嫌なJアラートの爆音を聞くと、不快な気持ちになりますよね。
「本当に弾道ミサイルが落ちてきたらどうしよう…」と、怖くなります。
今回は、Jアラートのサイレンが鳴った時に、まず何をするべきか、避難のための行動などをご紹介します。
Jアラートって何?

先日、いきなり大きなJアラーム音が鳴り始めることがありました。
訓練のためのJアラームだったとはいえ、携帯電話や防災無線、テレビなどからの爆音には、ドキッとした方も多いのではないでしょうか?
そんなJアラートですが、正式名称を「全国瞬時警報システム」といって、
緊急地震速報、津波警報、弾道ミサイル情報などの、私達の身を守るためにはとても重要なシステムです。
Jアラートがあるおかげで、私たち国民は、瞬時に情報を受け取ることができ、身の安全を確保することができます。
最近は、北朝鮮の弾道ミサイルが発射されたことで、Jアラートが配信されています。
Jアラートのサイレンが鳴ったらどうすればいいの
Jアラートが発信された場合に、何をすればいいか分からない人もいるでしょう。
詳しい内容は、内閣官房国民保護ポータルサイトをご参照下さい。
◆弾道ミサイル落下時に取っていただきたい行動の例(避難訓練の場面から)
そんな中でも、最近もっとも多く発令している理由の「弾道ミサイルが発射されたとき」にどのような行動をとればいいのか紹介します。
屋内にいる場合
早朝にJアラートが鳴った時は、ほとんどの人は自宅にいることも多いです。
もし屋内にいる場合に、Jアラートが鳴ったら、まずは地下室などの窓のない部屋に移動するか、窓のそばから離れます。
また、木造の建物はもろいので、近くの頑丈なコンクリートづくりの建物へ避難しましょう。
もしもミサイルが近くに落ちた場合、その威力により、窓ガラスが割れたり、建物が壊れる恐れがあるためです。
雨戸がある場合は、すぐに閉めて、カーテンがあればカーテンも閉めてください。
そうすることで、ガラスが割れた際に、破片などの飛散を防止することができます!
また、有害物質が部屋に入ってくるのを防ぐために、エアコンや換気扇のスイッチは切るようにしましょう。
ちなみに、家の中で一番頑丈で安全といわれているのは、お風呂とトイレといわれています。
どちらも窓がなくて、頑丈なつくりになっているので安全です。
毛布や座布団などを頭の上に載せて、お風呂やトイレに移動し、低姿勢で安全を確保するといいでしょう。
屋外にいる場合

屋外にいる場合は、コンクリートづくりなどの頑丈な建物の中に避難してください。
街中などの地下街や、地下鉄などの地下道があればなおいいですね。
もしも近くに避難できる建物が見当たらない場合は、公共のトイレや穴や溝、物陰などに身を隠してください。
その時に必ず頭を守るために地面に伏せます。
車を運転中

車の運転中の場合は、ハザードランプを点灯させて、ゆっくりと減速をして道路の左側に停車します。
地下駐車場が近くにあれば、なお安全なので、地下へ駐車してください。
車のキーは外さず、ロックは開けたまま車から離れて、屋外にいた時と同様にそのまま地下や、コンクリートづくりなどの頑丈な建物に避難してください。
このときに、車のキーを締めて非難する人が多くいますが、開けたままにしておくことが重要です。
駐車していた車を、誰でも運転できるようにしておくためです。
もしも、車が邪魔になった際に、速やかに移動さえることができるようにするためです。
電車に乗車中
地下鉄に乗車中の場合には、そのまま車内に待機してください。
JRなどの屋外を走っている電車に乗車中の場合は、屋内にいる場合と同様に窓から離れて車両の中央付近に移動してください。
頭を守るために、低姿勢になります。
どちらに乗車していたとしても、慌てずに場内アナウンスに従ってください。
日本まで飛来せず、海域に落下した場合
Jアラートが鳴った後は、ニュースやラジオをよく聞き、落ち着いて指示に従いましょう。
発射された弾道ミサイルが、日本まで飛来せず、海域に落下した場合は、避難する必要はありません。
ですが、ミサイルの破片などが落ちている可能性もあるので、不審なものを見つけた場合は近づかずに、すぐさま消防や警察に通報してください。
状況に合わせて、慌てずに速やかに避難することが重要です!
また、屋外よりも屋内、屋内よりも地下が安全なので、できるだけ安全な場所に避難するよう心がけて下さい。
いつJアラートが鳴るのかは、誰にも予想ができないので、いつでも避難行動をできるように、頭の片隅に覚えておくと安心ですよ。
Jアラートって何?【まとめ】
Jアラートのサイレンが鳴った時に、まず何をするべきか、避難のための行動などをご紹介しました。
Jアラートは、弾道ミサイルが発射された場合だけではなく、地震や津波などの災害時やテロなどのときにも鳴るシステムになっています。
私たちの身を守るための、重要な情報伝達システムだということを忘れずに。
何度も発令されているからといって、見逃したり甘く見ることなく、もしもの時に備えましょう!
最後まで、ご覧いただきましてありがとうございました!