2022年7月8日、山上徹也容疑者は、安倍晋三元首相を銃撃した事件で逮捕されました。
あの衝撃な事件から、まだ1か月も経たないのに、ネット上では、山上徹也容疑者への「減刑」を求める署名活動が始まり、すでに多くの署名が集まっています。
今回は、山上徹也容疑者の減刑の署名についてご紹介します。
山上徹也容疑者の減刑の署名について
山上徹也容疑者への「減刑」署名活動は、7月15日から『Change.org』という署名サイトで開始されました。
『Change.org』:山上徹也容疑者の減刑を求める署名
署名を集めることにより、山上徹也容疑者の「減刑」を、検察庁長官宛てに求めるというものです。
7月31日の時点で、署名の数はすでに4000人以上も突破しており、その勢いは想像を超えるものがあります!
それだけ犯罪者であるにもかかわらず、山上徹也容疑者の減刑を求める人が多くいる、ということです。
この署名活動を立ち上げた人物は、山上徹也容疑者の減刑を求める署名を集めるため、2点の伝えたい点をあげています。
- 過酷な生育歴を鑑みての温情
- 本人が非常に真面目、努力家であり、更生の余地のある人間である事
そして、これらの詳細について、山上徹也容疑者の人間性や、事件に至るまでのこれまでの経緯などの記載がありました。
山上徹也容疑者の減刑を求める署名をした人は、コメントを寄せることができ、署名をした理由や心情を語っています。
※この内容は、山上徹也容疑者への「減刑」を求める署名を促すものではありません。
山上徹也容疑者の減刑を求める署名をした賛同者からのコメント
彼は犯罪者である以前に犠牲者です。その点、量刑に考慮があって当然です。
国がカルト教団認定したり、宗教法人をはく奪しておけばここまで被害者が追いつめられることも、他の被害者が増えることもなかった。
山上氏があの行動を起こさなければ、統一教会の教えなど知る事が出来ませんでした。政治と統一教会の関係も今も知りませんでした。
犯してしまったことに対しては法が判断すべきだと思います。ですがこの声に気づかなかった社会も問題だし、責任はあるのではないかと考えます。
カルト集団と政治のつながりを放置していた国や世間が悪い。彼は被害者だと思う。
国がカルト教団認定したり、宗教法人をはく奪しておけば、ここまで被害者が追いつめられることも、他の被害者が増えることもなかった。
引用元:「Change.org」コメントより
山上徹也容疑者は、母親が統一教会に献金して破産宣告し苦しい家庭環境の中、1人の犠牲者だと感じている人が多くいるようです。
また、今回の事件で、旧統一教会と大きくかかわっていた政治家に対する怒りもありました。
《このような犯罪が起こらなくするのが政治であるのに、それをせず自分たちだけ税金を使って贅沢三昧をし、未来ある若者をこのような犯罪に追い詰めた責任が政治家にはあると思う》引用元:FLASH
このコメントは、今回の事件の本質をついているのではないでしょうか…。
一刻も早く、旧統一教会と政治家の関係を、明らかにしてほしいですね。
山上徹也容疑者への現金差し入れ
山上徹也容疑者の減刑の署名だけでなく、山上容疑者へ現金を差し入れようと、呼びかける人物も登場しているようです。
《山上君が留置場で好きなモノを買えるように、出所した時の生活費の為に、お金の差し入れしませんか? 赤の他人でも現金書留でお金の差し入れは出来ます。千円でも五千円でもいくらでもいい、今までさんざん一人で苦しんで生きてきたんだから、こういう時くらい誰かに優しくされてもいいと思う》
引用元:FLASH
この呼びかけに賛同しているひとの中には、山上徹也容疑者と同じような、旧統一教会の信者だった人も多くいるようです。
旧統一教会へ献金したため、家庭環境の破壊、経済状態の困難など、同じ境遇だった同士として、山上徹也容疑者の心境が良く分かるのでしょう。
しかし、山上徹也容疑者に差し入れや現金を警察に送っても、基本、受取は拒否されるそうですが…。
Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)って何?
今回、山上徹也容疑者の減刑の署名を集めるための、Change.org (チェンジ・ドット・オーグ)という、ネット上にあるツールを使います。
Change.org (チェンジ・ドット・オーグ)は、世界中のどこにいても署名を集めたい内容のキャンペーンを立ち上げ、賛同を集めることができます。
最近、日本で行われたChange.org(チェンジ・ドット・オーグ)を使用しての、署名活動は以下の通りです。
- 森友学園をめぐる公文書改ざん問題で、
「赤木俊夫さんの自死の真相を求める署名」は、38万筆 - 東京五輪の中止を求める署名は、41万筆
- 女性蔑視発言をした森喜朗氏への抗議の署名は、15万筆
Change.org (チェンジ・ドット・オーグ)は、「誰もが声をあげられ」る社会に」と言うコンセプトのもと、30代後半の若い女性二人が立ち上げました。
日本では、このチェンジを通して、声をあげるに人が急増したそうです!
無料でキャンペーンを立ち上げることができ、名前とメールアドレスさえ登録すれば、誰でもワンクリックで署名できる、気楽さが受け入れられているようです。
山上徹也容疑者の減刑の署名の反対意見
山上徹也容疑者の減刑の著名が多く集まる一方、ネット上などには冷静な意見も上がっています。
山上容疑者より苦労してきた人は山ほどいる。
殺人には変わりないし、減刑したら同じような犯罪が増える。
求刑がされてもいないので、減刑の話がされるのは早すぎるのではないか。
などの声も上がっていました。引用元:FLASH
また、1921年9月に発生した安田善次郎刺殺事件では、犯人の存在が世間で”英雄視”されました。
その結果、同年の11月に”原敬首相暗殺事件”が起きてしまったともいわれており、
同じように、山上徹也容疑者に”同情”しすぎるのは危険!という声が上がっています。
山上徹也容疑者の経歴
山上徹也容疑者は、現在は41歳で奈良県在住です。
父親を幼い時に亡くし、母親と3人兄弟の4人家族でした。
高校は、奈良県立郡山高校出身と推測されており、偏差値68の進学校です。
母親が、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)へ財産のすべてを献金し、自己破産。
経済的な困難のために、山上徹也容疑者は大学への進学を断念。
海上自衛隊としを2002年~2005年の3年間勤務し、任期中に小銃の訓練や取り扱い方法を学んだようです。
このときに、今回の事件で使用した銃の知識や技術を身に付けていたとも言われています。
その後は、宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーなどの資格を取得。
しかし、派遣社員やアルバイトを転々として定職に就くことはありませんでした。
2020年の秋から大阪府にある人材派遣会社で働いていましたが、事件直前の2022年の4月に体調不良を理由に退職。
山上徹也容疑者の減刑の署名【まとめ】
山上徹也容疑者の減刑の署名活動について紹介しましたが、署名については、賛否両論の意見があるようです。
人を殺めてしまうと行為は絶対許されるものではありませんし、犯した罪はきちんと法律でもって裁かれなければならないと思います。
しかし、今回の山上徹也容疑者の、安倍晋三元首相を銃撃した事件が起こったことにより、
昔からある日本の政治家と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との根深い関係が、次々と明らかになっています。
もし、山上徹也容疑者が今回の事件を起こさなかったら、
いまだに私たち日本国民は、この真実を知る由もなく、政治家と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)のズブズブの関係は続いていたのでしょう。
国民の暮らしを支える…、国民のために安心して暮らせる政策…、国民のために働く内閣…、と言っていた政治家たちが、
旧統一教会(世界平和統一家庭連合)信者から献金をさせ、破産宣告まで強いられるカルト教団とつながり、
自らの私利私欲を満たすために利用していたとしたら、それは絶対許されるべきことではありません。
殺害されたのが、政治家であり元総理だったことで、国民がこのことに注目したことで、初めて政治家と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)明かされた。
これが、山上徹也容疑者が、自らの命を捨てる覚悟で起こした、今回の襲撃事件の本当の意味であり、われわれ国民に届けたかった、真のメッセージだったのでは…。
最後まで、ご覧いただきましてありがとうございました!